パディントン発4時50分

次回の教えてアガサセミナーが終われば、年内もう一回セミナーを開こうと思っております。候補に挙げている作品はミスマープルシリーズ『パディントン発4時50分』です。

 

 

1957年発表、マープル物としては、第7作目になります。クリスティー作品において冒頭に提供される状況設定はショッキングで、『葬儀を終えて』と並ぶ秀逸な作品と思います。

 

個人的には、『オリエント急行の殺人』のような密室殺人とは違いますが、鉄道発祥のイギリスらしい読み応えのある作品です。

 

画家ウィリアム・パウウェルの作品でも知られたパディントン駅は、1838年開業イギリス西部への連絡に利用されました。

 

 

 



 

 

今回、参考にさせていただいた資料

国鉄道物語 小池滋氏著 晶文社 第3刷です。ありがとうございました。