参考資料

次回〈バートラムホテルにて〉の準備。

前回のセミナーから早くも一カ月、来場いただいた方々へのお礼状と質問にお答えし終えて、ようやく次回のセミナーの準備にかかります。 いつもながらのスロースターターですので、我ながら苦労します。 次回(今秋ぐらい?)は、ミスマープルの10作目、”バー…

参考資料 

作品”鏡は横にひび割れて”では、殺人の動機がマープルを悩ませます。しかし、被害者が良かれと思って行った行動が、犯人に一生の悔やみと苦しみを与えてしまった事実にマープルはたどり着きます。 19世紀後半から20世紀にかけて、ヨーロッパやオーストラリア…

参考資料について

アガサクリスティーについて、作品(翻訳・ときには原書も)を読んで色々と考えるのですが、それ以外にも参考にする書物はたくさんあります。 早川書房発行の月刊誌”ミステリーマガジン”も大切な蔵書です。No.323号(1983年3月)から買い始めNo.601号(2006年3…

日の名残り カズオ・イシグロ 早川書房

日の名残り・The remains of the dayは、第3回と4回のセミナーで話題になった本です。作者はカズオイシグロ、2017年ノーベル文学賞作家です。 第4回のセミナー(アクロイド殺し)では、イギリス貴族の召使制度に触れたのですが、参加者の方から自然と名前の…

参考資料 砂糖の世界史 

砂糖の世界史 著者 川北稔氏 岩波ジュニア新書 アガサクリスティー作品を調べるきっかけは、この本から始まりました。 日常生活に当たり前にある”砂糖”。この食品が世の中に潤沢に流通するまでに、恐ろしいほどの人間の業が存在しました。その事実を川北さ…