セミナーテキスト公開・オリエント急行の殺人の回

そして誰もいなくなった、より” アガサ女史が仕掛けた謎解きのヒント 第六の被害者・ローレンス・ヴォーグレイブの場合 ②

さて、昨日の続きです。カインの刻印とは何のことでしょうか? 旧約聖書創世のころに登場する重要人物と言えば、アダムとイブです。絶対神ヤハウェが、天地を創世し6日目にアダムを創り、彼のあばら骨からイブを創りました。 彼らの二人の息子たちが「カイン…

<第1回セミナーテキスト・”オリエント急行の殺人”> その⑩

次のテキストはポアロが、いかに違う国籍を待った人間が、列車に乗り込んでいるかを、説くシーンです。 念のため、登場人物の一覧表です。 次回は、アームストロング事件が起こったアメリカの移民について、このセミナーの最終テキストです。

<第1回セミナーテキスト・”オリエント急行の殺人”> その⑨

これはリンドバーグジュニアが、誘拐された後公開された、捜索願いです。 体の特徴や服装が記載されており、馴染みのない英語も書かれています。例えば・・。 aviator 飛行士 操縦士 description 人相書き complexion 肌の色 dimple くぼみ chin あご 克明な数…

<第1回セミナーテキスト・”オリエント急行の殺人”> その⑧

今回から二つ目のテーマである“リンドバーグ事件”についてのテキストです。 1932年、”リンドバーグ・ジュニア誘拐事件”が、起こります。スピリットオブセントルイス号を駆って、ニューヨークからパリまで単独飛行を成功させた、アメリカの英雄を襲った悲劇は…

<第1回セミナーテキスト・”オリエント急行の殺人”> その⑦

今回のA-7は、”オリエント急行の生い立ち”についての、最終のテキストです。 二枚の写真共、Mike's Railway Historyのウェブサイトからの引用です。 ここで残念な報告ですが、上記のサイトは現時点(2020・04・24)では、運営されていないようです。資金不足との…

<第1回セミナーテキスト・”オリエント急行の殺人”> その⑤

A-6 オリエント急行 イスタンブールの駅とは? 今回のテキストは、4月18日にお話ししましたオリエント急行を詳しく扱ったウェブサイト”MIke's Railway Historyより、 THE "ORIENT EXPRESS"から、引用させていただきました。 東洋と西洋の文化の交差点、イス…

<第1回セミナーテキスト・”オリエント急行の殺人”> その④

ベルギーについてほんの少しだけ。国土は約3万平方メートル。日本のほぼ12分の1です。人口約1100万人。人口密度で考えると日本と同じ感覚に思えますね。言語はフランス語・オランダ(フラマン)語・ドイツ語。カトリックが半数以上を占めるようです。 ポア…

<第1回セミナーテキスト・”オリエント急行の殺人”> その③

今回はA-4, 作品中でポアロとオリエント急行の重役ムシュー・ブークが、再開する場面からスタートです。 二人はお互いを“ムシュー”と、呼び合う仲なのですが、ミスターではないのは理由があり、ポアロはベルギー人という設定です。さらにはブークもベルギー…

<第1回セミナーテキスト・”オリエント急行の殺人”> その②

今回のテキストは、まず「オリエント急行の生い立ち」のA-3 19世紀のヨーロッパ鉄道の特徴についてです。 鉄道の歴史は、イギリスコーンウェルの石炭工”リチャード・トレシヴィック”が発明した、蒸気機関車”ペニシダン号”に、始まります。(1804年) この時…

<第1回セミナーテキスト・”オリエント急行の殺人”> その①

今回から、随時過去のセミナーのテキストを全て公開します。 ほぼ一年前に最初のセミナーを”ビクビク”行いました。全くの素人が手探りで始めましたセミナーです。ここらが、振り返るのには良い頃です。 黄緑の枠で囲まれた部分がテキストです。 これが当時の…