英国の食生活

フィッシュアンドチップスが登場する作品。

『七つの時計』「昔はトテナムコート界隈の、まあ貧民街に近い土地柄だったけどね。今じゃすっかり取り壊されたり、撤去されたりしている。フィッシュフライとポテト。相対的にむさくるしい感じ。まさにイーストエンドの縮図ってところだけど、芝居がはねた…

英国の食生活 その4

ニシンは処理によって名前が付いたものがあります。その名が「レッドヘリング」と言い、14世紀のブリテン島東部、グレート・ヤーマス(英: Great Yarmouth)で生産され始めたという史実が残っているようです。 ニシンはよく洗って後、半月ほど塩に漬けられ燻…

英国の食生活 その3

フィッシュアンドチップスに使われた魚である、ニシンとタラについて調べてみました。今回はまず”ニシン”の歴史から。 中世から近世のヨーロッパでは、海洋での争いごとが絶えず、しばしば戦争の原因にもなりました。特にオランダと英国の間では、ニシンの漁…

英国の食生活 その2

前回、イギリスを代表する国民食、”フィッシュアンドチップス”について書かせていただきました。冷凍技術や鉄道輸送網の発達、そしてトロール漁業の進化によって、魚の供給と揚げたジャガイモの取り合わせが、イギリスの庶民の間で浸透し始めます。それは19…

英国の食生活

エディーズ・フィッシャーショップ ノーマン・スタンフィールド・コーニッシュ ( 1919 – 2014) 英国生まれの画家 次の”教えてアガサ・セミナー”に向けて、下調べ中に出会った資料でこの絵を見つけました。 絵は上の風景を描いたそうです。19世紀、ロンドン…