2020-11-01から1ヶ月間の記事一覧
Page369しかしね、鏡に映った姿でなく、自分本来の姿を見たら、もっと判別がつかなくなるぜ。ジョージの言葉 Page370 ただ、ヘレン・アパネシーだけが、なにか考え込んだ様子で沈黙を続けていた。 Page 380 他人の目に映るとおりの自分自身を眺める。・・・ コ…
Page276 この国じゃ私たち、どうにか今度の戦争でひどい目に会わなくて済みました。また島国だったことも幸運で。もしヒットラーが上陸していたら、私たちも銃を取って彼をとっちめただろうと思います。私たちイギリス人はいつも不幸な人たちをこの国に歓迎…
第11章No.3Page 240これは古い習慣でして、ウェディングケーキをまくらの下にして寝ると、未来の夫の夢を見るという。 末の妹、コーラが殺害された後、同居していた家政婦・ギルクリフトの言葉。差出人不明のケーキが送られてきますが、彼女はウェディングケ…
第6章 No.2 Page 125 そもそもこんな状態になったのはあのいまいましい労働党のせいだ。ちゃんとした庭師も雇えない。使用人なんか探してもいない。”ティモシーの言葉” Page 132 この頃の下層階級の人間ときたら誠実さというものが全然ないんだから。”ティモ…
第4章 No.1P52彼は朝食をすませて枕によりかかり、<タイムズ>を読んだ。こんな時にはタイムズを読むと、なんとなく気持ちが落ち着いてくる。(次男チモシーの言葉) アガサの作品には英国の新聞がよく登場します。階級の国だけあって、読む新聞がその人物の…
長男リチャードの葬儀も無事に終え、兄弟・親戚一同はほっとしたのもつかの間、末妹コーラの爆弾発言が飛び出します。「だってリチャードはころされたんでしょう」。 コーラが一族の中で一風変わっていると、皆は理解していますが、こんなことを言ってはいけ…
<オリエント急行の殺人より>オリエント急行の殺人は、アガサクリスティー 第14作目の作品。1934年発表 女史44才の作品。 第一章 その3 42頁教育に勝るものはありません。私たち西洋の理想を取り入れて、東洋の人にそれを認めさせなくてはなりません。 I gues…
10月のセミナーが終わったと思ったら、早くも1か月後の12月には次のセミナーが、控えています。只今、頭を痛めつつテキスト作りに励む毎日です。 次回の課題作品は、「葬儀を終えて」アガサ女史63才の作品です。(発表は1953年・ポアロ25作目) 一家の長が死…
先月、地元の会場(コミスタ神戸)で行いました“教えて、アガサ”セミナーの動画です。(抜粋)この会場では2回目ですが、詳しい方が多く、緊張しました。 コロナ禍のため、延期になった講座が多く、私のセミナーも次回は来年の春辺りになりそうです。それま…
最期にアガサ作品の中でマザーグースが引用されている小説をご覧ください。10作の著書とその作品に関係するマザーグースを併記しています。(他にもあるかもしれません。ご参考まで) 下段は今回の、”そして誰もいなくなった”の、テキスト作りに参考にさせて…
今回はマザーグースとビートルズについてです。 英語圏の文化を知るにあたってこの3点は重要と言われているのは、聖書・シェイクスピア・そしてマザーグースです。”そして誰もいなくなった”にもten little indiansが引用されていたように、アガサ女史はの作…