2021-06-18 < アガサクリスティー作品の傾向 > アガサクリスティーについて。 第一次大戦後、ベルギーからの避難民の設定として名探偵エルキュール・ポアロは生まれました。彼はアガサ作品のほぼ6割を占めます。 1940年代がポアロの最盛期とすると、それ以降の主役はミス・マープルです。 イギリスの典型的な田舎町、”セントメアリーミイド”をねぐらに、得意の推理を生かし、数々の難事件を解決していきます。この二人は変わりゆくイギリスを的確に描写するのに、大変重要なキャラクターとなっています。