ジャガイモが生んだケネディー大統領とスヌーピー  ④

 さて、アイルランドに伝わったジャガイモはどうなったのでしょう?

 アイルランドの場合・16世紀末に伝来。他の国々とは違い18世紀には主食として利用されました。北緯50度を超えるアイルランドには、十分に育つ作物は少なく、寒冷地でも育つジャガイモは栽培に適していました。えん麦が不作時にはジャガイモがその代わりとして重宝され、そしてアイルランドで唯一の食糧と言って良い状況になります。

 

 

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大飢饉の悲劇 1845年と1846年の疫病

 この時期に起こった疫病は、ジャガイモに殆どの食糧を依存していた、アイルランドに大打撃を与えます。さらに悪いことに、領主国イギリスが的確な食糧援助などしなかったために、多くの飢餓者を生むことになり、生きるため多くのアイルランド人は新天地アメリカへと、向かわざるを得ませんでした。

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