英国の食生活
🥔🐟 エディーズ・フィッシャーショップ
ノーマン・スタンフィールド・コーニッシュ ( 1919 – 2014) 英国生まれの画家
次の”教えてアガサ・セミナー”に向けて、下調べ中に出会った資料でこの絵を見つけました。
絵は上の風景を描いたそうです。19世紀、ロンドン・イーストエンド地区には、たくさんのファストフード店(今で言う)が営業していましたが、一番多かったのは、かの有名な“フィッシュアンドチップス”を売るお店でした。
揚げた魚とジャガイモの出会いは、当時のイギリスの産業の変化が多いに寄与していました。蒸気機関車の発展はブリテン島の沿岸から国内への新鮮な魚の供給を可能にし、漁船の大型化と網の進歩が漁獲高の増加をもたらしました。
この二つの食材が国内の労働者の空腹を満たしたことで、下町にたくさんのフィッシュアンドチップス店が生まれたそうです。この絵に見られる風景も買い物客で賑わう下町が描かれています。(まさに絵で描いたような雨で覆われた、イギリスらしいほの暗い空です。)
注釈 作者ノーマン・スタンフィールド・コーニッシュは鉱山画家と紹介されていますが、鉱山労働者を主に題材にしたようです。ウィキペディアより引用。