日本の伝統文化を知る。”浮世絵” 第2回 セミナーより。その4 雨の言葉

<雨のことば>

 

f:id:Agathateachs:20191126211719j:plain



 

 ☔ 梅雨雷 つゆかみなり

 梅雨明けの頃になる雷。 正直に梅雨雷の一つかな  小林一茶

    f:id:Agathateachs:20191126211645j:plain

☔ 梅雨曇り つゆぐもり

梅雨の頃の曇り空 今にも雨がふりだしそうに、雲がたちこめ、昼でも暗い感じのする曇り空。

 

☔ 梅雨豪雨 つゆごうう

梅雨の時期の大雨を言う。土砂降りとなり「梅雨出水」の原因となる。

梅雨前線付近で発生し、しばしば災害に結び付く

 

☔ 梅雨籠 つゆごもり

梅雨の時期、外出できず、家の中に閉じ込められること。「雨籠」「冬籠」「雪籠」と、同じ考え方。家の中で静かな雨音に耳傾けるのも、心が落ち着く

      f:id:Agathateachs:20191126211925j:plain

☔ 梅雨寒 つゆさむ

梅雨時の低温で肌寒さを覚えること。

 

☔ 梅雨出水 つゆでみず

梅雨の時期、河川が増水して氾濫すること。梅雨の時期、雨量が多いので。

河川が雨量を、さばききれず「梅雨出水」となる。  

f:id:Agathateachs:20191126212104j:plain

 

☔ 梅雨花 つゆはな

ザクロの別名 中国では陰暦五月を榴月と呼ぶ。榴はザクロのこと。 

f:id:Agathateachs:20191126212138j:plain

雨、特に雷雨をテーマにしたポップスに「悲しき雨音・カスケーズ」があります。曲の始まりに、雷の音が入っています。しみじみとしたいい曲です。

 


ザ・カスケーズ 悲しき雨音 (訳詩付き)