『南アフリカ共和国』
南アフリカ共和国(現在)が、ヨーロッパの国からあからさまな干渉を受け始めたのは17世紀からで、オランダ系白人(のちにボーア人と呼ばれます)が入植したことに始まりました。
ヨーロッパの国が東を目指し大西洋を南下、さらにインド洋に向かうには、アフリカ大陸の南端を通らないといけません。その場所は同時に物資の補給基地でもありました。初期においては、南アフリカは、ヨーロッパ人が所望する作物は産出しませんでした。
けれど、19世紀それに代わるものが見つかり、この土地の重要性が増しました。見つかったのは鉱物、金・銀・ダイヤモンドです。これが、先住民、ボーア人、イギリスの間で紛争を生み出す原因になったのでした。