イギリス貴族の生活。②

 貴族の館 (カントリー・ハウスと呼ばれていました。)では、主人に付き添い様々で雑多な用事を請け負うハウスキーパーと呼ばれた女性使用人がいました。彼女の立場は女性使用人の全てを取り仕切る責任者でした。

 さらに重要な役割を果たすのがコックです。度々開かれる宴会、パーティーの成功は彼らのふるまう料理に、かかっているのです。

 

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 広々とした四角い玄関ホールに入ると、パーカーがコートを脱がせてくれた。ちょうどその時、アクロイドの秘書レイモンドという感じのいい青年が両手に書類を抱えてホールを通りかかった。(本文・51ページ)

 

I stepped into the big square hall and Parker relieved me of my overcoat. Just then Arckroyd’s secretary,a pleasant young fellow by the name of Raqymond, passed through the hall on his way to Arckroyd’s study, his hands full of papers.

 

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