日の名残り カズオ・イシグロ 早川書房
日の名残り・The remains of the dayは、第3回と4回のセミナーで話題になった本です。作者はカズオイシグロ、2017年ノーベル文学賞作家です。
第4回のセミナー(アクロイド殺し)では、イギリス貴族の召使制度に触れたのですが、参加者の方から自然と名前の挙がった本がこの本でした。
伝統を誇ったイギリス貴族制度が疲弊し、ハウススチュアート(house steward・ 総支配人)とハウスキーパー(女性・housekeeper・女性の使用人総括担当)を軸にした小説です。セミナーには、文典や資料もさることながら、こういった小説も多いに参考になりました。
The Remains Of The Day (1993) Trailer